ある年の米国公衆衛生学会で、同じ指摘が老人関係シンポジウムで、連邦の専門スタッフに向けられたのが印象的でした。
それを変えようというのが、地域ケアの二ードを把握する仕事なのです。
老人保健ニードの把握は、老人保健計画を科学的なものにし、みんなの協力をひき出す基礎です。
老人保健計画でも、それぞれの事業ごとに、もっとも適当な目標を使うことになります。
ある地域での老人保健計画としては、一般的には、暫定的な事業目標を立てます。
どうしてもほしいのは、何年後にどういうケアやデイサービスをなんのために行うか、をはっきりすることです。
年次的に達成したい目標を決める。
たとえば、5年後には放置のねたきり老人を管内でゼロにする、という目標をたてることになるでしょう。
究極的な目標を用いるばあいでも、まったくの理想では困ります。
あくまで、いまの私たちの人数や組織や予算、国の制度や法律を前提にし、それの共体的変更や修正、代替案の採用でもって実現しうる日標を考えなければなりません。
したがって、究極的に火災による焼死ねたきり老人を人口30万人のある区内からゼロにしたいという目標のばあいも、「できればここ10年以内に」とかいった期間の指摘がなければなりません。
目標を立てて、公衆衛生も医療も福祉もその実現に力を合わせる。
・・・こういうことは、ある意味では当たり前のことです。